5月に掲載された新潟県観光協会公式ブログ「たびきち」で私が制作した記事
「小京都・加茂の女将がおもてなし♪気軽にお座敷めぐりを満喫しよう!『加茂料理番巡り』/加茂市・田上町」
https://niigata-kankou.or.jp/blog/531
おかげさまで多くの方に読んでいただき大変感謝しております。
しかし・・、実は私の心に引っかかるものがありました。
それは記事は制作したけれど、どこのお店の料理も食べていないということ。
せっかくご縁があり取材させていただいた8店。
実際にお店を巡り、自ら満喫レポートをしようと思い立ちました。
題して、【アフターたびきち】「加茂料理番を巡ってみた」
というわけで、贅沢なお座敷ランチの旅へ出発♪
日本料理きふね

加茂山公園の目の前にお店を構える「日本料理きふね」。
静かな平日のお昼どき、妻と二人で伺ってきました。

出ました!これが「桐たんす御膳」♪
今回の加茂料理番巡り「花コース」「月コース」では、オリジナルで地元の桐たんす工場に依頼して制作した「桐たんす御膳」が提供されます。
実は「たびきち」の取材時は、「桐たんす御膳」を実際に見ていなかったんです。
この目で本物を見てみると、こだわった作りをしているのがよくわかります。

向かい合わせで座っている人の「桐たんす御膳」の後ろ部分を見て楽しめます。
きっとこれも考えられて作られたのかなと想像しました。

桐たんす御膳の上品なお料理の数々。
日常生活ではお目にかかれない手が込んだものばかり。
見た瞬間に贅沢気分がブチあがりました!

テーマ食材の鴨は、金沢の郷土料理「治部煮」に仕上げられており、炊き込みご飯の上にのせられて登場。
おいしい味付けで、鴨の歯ごたえもしっかり!

別皿で出てきたビーフシチュー。
こちらは「花コース」に付いています。
やわらかい肉と、濃厚なソース。
食べ応えがあるビーフシチューの登場に、私のおなかはすっかり満たされました。

最後に出てきたものはデザート。
「日本料理きふね」特製の手作り和三盆ぷりん。
もうね…このぷりんね……
ちょーーー濃厚なんですよ!
口に入れた瞬間に、この言葉を発しましたよね。
「まいりました」と。
いつものランチは数分で食べ終わりますが、
さすがにこの日のお座敷ランチは口の中に意識を全集中させ一品一品ゆっくりと味わいました。

最後に料理番のご主人、佐藤康夫さんと、若女将の梢さんにご挨拶。
おいしいお料理とおもてなしをありがとうございました♪
ごちそうさまでした!
■日本料理きふね
住所:加茂市穀町10-4
●ご予約電話 0256-52-2340
インスタグラム:https://www.instagram.com/kifune.niigata.kamo/
フェイスブック:https://www.facebook.com/kifune.niigata
HP:https://www.nihonryori-kifune.co.jp/
豊田屋

次は参加店舗のなかで唯一のお惣菜店。
約130年の歴史をもつ豊田屋。地域に愛され続けている証ですね。

昔から変わらない光景。
最近はこのようなお店構えのお総菜屋さんはあまり見られなくなった気がします。
わたしが子供のころ、毎日この前を通って小学校に通っていました。
豊田屋さんの前にくると、いつもおいしそうな魚が焼けた匂いが漂ってきて、
お店をチラ見しながら、おなかを鳴らして歩いていた記憶があります(笑)
それから30年ほど経っていますが、ほとんど変わらない光景を目にすると、なんだかほっこりしてしまうんです♪

「中林さん、これ食べて!」
実はここだけの話で、「ハタハタの唐揚げ」の店頭に出さない部分をもらっちゃいました。(内緒ですよ!笑)
からっと揚がったハタハタはとても香ばしく、家族で奪い合うようにいただきました。

豊田屋が提供する加茂料理番は「雪椿弁当」。
お弁当を受け取ったときにずっしりと感じたほど、ボリュームが満点!

ご飯の上には存在感のあるテーマ食材の鴨肉が3枚!
大き目にスライスされており、口の中いっぱいに味わうことができます。

そして豊田屋の人気メニューの玉子焼き!
「たびきち」でもふれましたが、特製の「蜜」でつくるこだわりの玉子焼きはとても人気があり、
この日も玉子焼きを求めて買いにこられていたお客さんがいらっしゃいました。
とある方がツイッターで「豊田屋の玉子焼きはガチ」とつぶやいていましたが、これはまさにガチです!
「雪椿弁当」はもちろんのこと、プロがつくるおいしいお惣菜の数々を夕飯の食卓に一品添えてみてはいかがでしょうか?
ごちそうさまでした!
■豊田屋
住所:加茂市五番町4-3
●ご予約電話 0256-52-0159
割烹有本

お店の前にはとても美しいバラの花。
3店目はたくさんのバラがみごとに咲き誇り出迎えてくれる割烹有本へ。
女将の有本潔美さんがご趣味で育てられているそうです。

大小さまざまなお部屋がある割烹有本。
2名で予約したところ、このようなちょうどいい広さのお部屋をご用意していただきました。2階から外の景色が見え、とても落ち着きのあるお部屋です。
そして!
割烹有本でのお座敷ランチをともにしていただいたのはこのお方です!

タッキーさんこと、滝沢茂秋さん。
加茂市の瀧澤酒店を営む傍ら、加茂市議会議員でもあられるお方!
(タッキーさんと呼ばせてもらっています笑)
ほんとうに忙しいところ時間をつくっていただき、ランチに付き合ってくれたタッキーさん。
ありがたき幸せです。

ノンアルコールで乾杯。
滝沢さんはこの後、地域の人との会議が控えておりましたので!
アルコールはまた今度ってことで♪

一品一品運ばれてくる割烹ならではの上品なお料理の数々。
こちらは豆乳とウニにごぼうが添えられているおいしいもの(料理名がわからずすみません!)
豆乳のさっぱり感とウニの風味がしっかり感じられるおいしさです!

テーマ食材の鴨肉のお料理。
特有のくせは全く感じず、それでいて鴨肉らしいしっかりした歯ごたえを楽しめました。

こちらは「カボチャ饅頭」
個人的にこれが大ヒットしまして!!
外側は熱々のパリっとした衣で、中は甘みのあるマッシュされたカボチャ。
すぐ食べ終わってしまったので、タッキーさんの分も奪いたいほどでした(笑)

滝沢さんと二人で濃密な話に花がさき、気が付いたら予定の一時間をオーバー!
こういった個室でおいしい料理をいただきながら、大切な人とお話をしながら過ごす時間は、割烹料理店ならではの良さがあるなと感じました。
ちなみにお隣の大広間では、着物を着た素敵なお姉さまが5人で「加茂料理番巡り」ランチを楽しんでおられました。
なんでも新発田市からはるばる来られたそうです。
それを見て、とても豊ですばらしい一日の過ごし方だなと、
なぜか私までうれしくなってしまいました♪

最後に料理番のご主人、有本雅之さんと一緒に記念撮影♪
「たびきち」の取材の際にはとても丁寧に対応いただいたご主人!
今回の主催「日本料理研究会加茂支部」の会長さんでもいらっしゃいます。
ごちそうさまでした!
■割烹 有本
住所:新潟県加茂市幸町1-10-15
●ご予約電話 0256-52-1316
割烹 留造

4店目は「割烹 留造」へ。
正直に言います。留造さんへはランチではなく夜です。
「加茂料理番巡り」はランチの企画です。
・・・その辺は深く考えずに行きましょう♪

あえて名前は伏せますが、加茂市を代表する紳士のお二人とご一緒させていただいた夜の会食。
カウンター席に座らせてもらい、料理番・店主の西潟さんの手さばきを拝見しながら、ときには料理についてお聞きしながら。
まさに「大人のたしなみ」といえるひと時を堪能しました。

お座敷ランチもいいけれど、やっぱりお酒と一緒に料理をたしなめる夜は最高!
新鮮なお造りにお酒がどんどん進みました。

マス・・・?だったと思います。笑
すみません!酔っぱらっていたので、詳しい食レポはご勘弁を!(いいわけ)
食レポのことは忘れ、店主の西方さんが作るお料理一品一品を、ただただ楽しませていただきました。

テーマ食材の鴨肉のお料理は、パイの包み揚げ。
パリッパリのパイに中はおいしく味付けされた鴨肉が入っていますし、なんなら上にも乗っかっているではありませんか。
ワイン!
ワインをください!!!

日本酒の後はワインを嗜ませていただきました。
デザートはチーズケーキ。
やっぱりおいしい料理にお酒は最高ですね♪
最後はとてもいい気分で酔っ払い家路へとつきました。
ごちそうさまでした!
■割烹 留造
住所:加茂市石川2丁目8-25
●ご予約電話 0256-52-0989
4店を巡ってみた

スタンプ4つゲットです。
電車にのって新潟市の自宅までいい気分で帰宅。(完全に千鳥足でした。)
今回は取材ではなく、いちお客として楽しんでいるので、ゆるいレポートになってしまっている点はご容赦ください。(いいわけ②)
最後に一言。
今回のイベントに参加し会席料理をいただいて思ったことがありました。
それは、「美味しい思いができる」ということだけではなく、
「会いたい人と会い、楽しく濃密な時間を過ごせるきっかけとなる」ということです。
「加茂料理番巡り」は大切な人との有意義な時間を共有できる場を、「ちょっと気軽に」提供してくれる今回のイベントです。
皆様もご利用してみてはいかがでしょうか?
期間は6月末までです。
ご予約の際は「中林のブログを見た」と言ってください。
すると!
・・・私が喜びます♪