ライターとしてスキルをつけたくて、いわゆる「基礎本」を読んでいます。
現在読んでいるのはこちらの本
「書く人の教科書」というタイトルのとおり、著者の古賀史健さんが「もしもぼくが『ライターの学校』をつくるとしたら、こんな教科書が欲しい」というコンセプトでつくられた本です。
ガイダンスに続き、「取材」「執筆」「推敲」という章立てになっており、いま「執筆」まで読み終えたところ。
ライティングのテクニック以前に、ライターとは何か?どんな心構えが必要か?という概念がしっかりと記されています。
この本を読めば読むほど、自分の考えの甘さ意識の低さに落ち込みます・・・
しっかり頭に叩き込まねば!という気合から、ついついアンダーラインや付箋を貼りまくってしまいました。
うわ!これは大事!!(アンダーライン)
むむっ!ここはもう一回読みたい!!(付箋)

本に熱中し、アンダーラインと付箋をやりまくっていった私は、ふと気づきました。
まったく頭に入っていない
一旦本を閉じて横に置く。
そして、今日読んだ内容を思い出そうとしてみると
・・・すっかり忘れているのです。
あれだけ興奮してアンダーラインを引いたのに。
ほんの少し前に、カラフルな付箋を選んで力強く貼り付けたのに。
この状況は本を読むのにかかった膨大な時間がすべてムダということになるのではないか?
(蛍光ペンのインクと、付箋もムダ)
「いやいや、きっと無意識レベルで心に刻まれているんだよ」
そんな無責任な思考をするもう一人の自分がいましたが、それはどうしても信じがたい。
たった今読んだばかりの内容が思い出せない事実があるわけで・・・
読書 = お金と時間の無駄遣い
最悪だ。本にはせっかくいいことが書いてあるのに、身に付かなければまったく意味がない。
そこで「本の内容を身につけるためにはどうしたらいいか?」と真剣に考えた結果、これしかない!という結論がでました。
すぐにアウトプットをする。
今日読んだ内容を、今日中にアウトプットをする(実行する。試す。)ことで、頭ではなく体で覚えるという事です。
今までは一冊読み切ってからやろうと思って読んでいましたが、読み切ったときに読破の達成感だけ得たら「はい終了。」ということが多かったのです。
もっとこまめに。一日単位で。
本で得た内容を、このブログで試してみる。人に説明してみる。
ブログや人への説明を毎日行い、できるだけ時間を空けずにアウトプットすることにしてみます。
ではさっそく。
【今日のアウトプット】
第7章 原稿をつくる
原稿に必要な3つの要素 ⇒ ①リズム ②レトリック ③ストーリー
それぞれに深い解説がありましたが、今日は②レトリックについて触れます。
レトリックとは「ことば巧みな言いまわし」の総称であり、なかでも比喩がその中核となる。(P326より)
「~のような○○」という比喩は「対象の組み合わせ」にこそ面白さが宿る。
その組み合わせの注意点は、
1.具体的・映像的であること・・・「犬のような目つき」ではなく、「老犬のような目つき」など
2.普遍的・一般的であること・・・新しい概念や技術などを、「○○新聞」などと、一般的なもので表す
3.遠距離であること・・・「天使のようなやさしさ」ではなく、「天使のような狡猾さ」など
以上のことを踏まえて、比喩を考えてみたいと思いますが、・・・なかなか思いつきません。
ということで「なかなか思いつかない苦しさ」状況を比喩にて表現してみます。
「まるで、頭の中でハエが50匹とんでいるような・・」
ダメだ。まったく映像的じゃない。。
まるで・・
「まるで、サザエさんが財布を忘れたときのような・・」
ダメだ、ダメだ。まったく遠距離じゃない。。
難しいものですね。